ロゴマークの魅力は、さまざまなモチーフを選んで自由にデザインを作れることです。植物をモチーフにしたロゴマークも人気があり、ひまわりなどは特にロゴマークにしやすい植物です。実際に、ひまわりをモチーフにした数多くのロゴマークが制作されていますが、ここでは、ヒマワリを使ってロゴマークを作成する時のポイントについて、詳しく紹介します。
ひまわりで作るさまざまなロゴマーク
ひまわりをモチーフにしてロゴマークを制作する場合に、まず決めておいた方が良いのは全体的なコンセプトです。ひまわりをモチーフにする場合、できるだけリアルにひまわりを描く方法と、デフォルメしてデザインする方法を選べます。
ひまわりは花の形が非常に個性的なので、大幅にデフォルメしてもひまわりであることが見る人にわかってもらいやすいのが特徴です。文字をどの部分に入れるかによっても全体的な雰囲気が違ってきますが、社名をロゴマークに入れたい場合には、ひまわりの花の下に入れるのが一般的です。
個性的なロゴマークを作成したい場合には、ひまわりの花の中心に社名を入れる方法もあります。複数のひまわりをロゴマークにする方法もありますが、このデザインのメリットはさまざまなパターンで使い分けられることです。
ひまわりの大きさを変えることで、親子をイメージしたひまわりのロゴマークを作ることも可能です。擬人化して女性らしい雰囲気のひまわりと男性らしい雰囲気のひまわりを描き分ければ、夫婦をイメージしたひまわりのロゴマークも作成できます。
ひまわりの花だけをロゴマークのデザインにする方法
ひまわりのロゴマークを作成する場合には、ひまわりのどの部分をロゴマークのデザインに使うかによっても、完成したロゴマークの雰囲気が違ってきます。ひまわりのロゴマークを作成する場合に採用されることが多いのが、花の部分だけをロゴマークにする方法です。
ひまわりは花の部分だけを切り取っても、見ている人にひまわりであることを理解してもらいやすいので、こうしたデザインが多く使用されています。花の部分だけをロゴマークにすることのメリットは、インパクトのあるデザインが作りやすいことです。
ひまわりの花は他の花と比較しても非常にサイズが大きいので、ロゴマークにした時にも独自の存在感があります。花の多くの部分が黄色であることもロゴマークにしやすいポイントになっていて、黄色は非常に目立ちやすい色なので、多くの人に注目してもらえるようなロゴマークを作りたい場合にも最適な植物です。
本物のひまわりにできるだけ忠実に色を再現する方法もありますが、多くの人に注目してもらうためには、本物よりも鮮やかな黄色を使用してロゴマークをデザインするのもおすすめの方法です。
ひまわりの持っている明るいイメージがより強調できるのがメリットです。
ひまわりのデザインのポイントになる舌状花
ひまわりの花の部分だけをロゴマークのデザインにする場合には、細部のデザインにもこだわった方が、個性的なロゴマークを作成しやすくなります。花の形などもデザインの重要なポイントになり、ひまわりの場合には舌状花と管状花のバランスを考えてデザインすることも重要なポイントです。
舌状花とは花の外側の部分を囲んでいる花びらのことで、花の中心から放射状にのびている細長い形の花びらです。鮮やかな黄色であることも舌状花の特徴で、舌状花が大きいひまわりほど、華やかな雰囲気があります。ロゴマークを作成する時もこの舌状花をどのようにデザインするかによって、全体のイメージが大きく違ってきます。
本物のひまわりと同じような比率で舌状花をデザインする方法もありますが、見た目のインパクトを強めるために、わざと舌状花を大きめにデザインする方法もあります。舌状花を大きくすることで、全体的に非常に明るい雰囲気になります。
舌状花の大きいひまわりには太陽のようなイメージもあり、力強いイメージもプラスできるのがメリットです。
管状花とロゴマークのデザイン
ひまわりのロゴマークをデザインする時には、管状花のデザインにもこだわった方が、よりバラエティに富んだデザインを作成できます。管状花とはひまわりの中心部分に咲いている花のことです。管状花は遠くから見ると円形にまとまった形をしていて、管状花の外側を取り囲むように黄色い舌状花が咲いています。
管状花は舌状花よりも色が落ち着いているのが特徴で、ロゴマークに描かれる時には、茶色が使われることが多いです。厳密に言うとひまわりの管状花には2つの種類があり、つぼみの状態の管状花と開花した状態の花に分けることができます。
リアルなロゴマークを作成したい場合には、管状花の状態もしっかりと再現した方がより本物の雰囲気に近くなります。管状花は外側の花ほど花が早めに咲く傾向があり、内側の管状花はつぼみの状態が長いので、こうした知識もあらかじめ知っておけば、管状花を表す円の色に変化をつけたりして、ロゴマークのデザインにも生かすことができます。
ロゴマークのデザインにする場合には、管状花の部分をあまりリアルに描かない方法も一般的で、茶色の円の内側に縦の線と横の線を数本描いただけのデザインも良く使われています。
ひまわりの全体をロゴマークにする方法
ひまわりのロゴマークを作成する場合には、茎や葉も一緒にデザインに使うことも可能です。茎や葉を一緒に描くことで、花自体の存在感は減少してしまいますが、全体をロゴマークにすることで、花の部分だけでは不可能な個性的な演出をすることもできます。
ヒマワリの全体を使ったロゴマークのデザインとしてポピュラーなのが、ヒマワリを人間の姿に見立てるデザインです。ヒマワリの花の部分が人間の顔に相当していて、茎が胴体になり葉の部分が両手です。花の部分に人間の顔を付け足す方法もよく使われていて、にっこりと微笑んでいる顔はひまわりの花にも非常にマッチします。
葉の部分を両手のように見せるためには、葉を描く角度も重要なポイントになります。両手を大きく広げた人間のように見せたい場合には、葉は45度の角度で細めに描いた方が雰囲気が出ます。全体のひまわりをロゴマークにする場合には正面を向いた状態のデザインにするのが一般的ですが、おしゃれな雰囲気のロゴマークを作成したい場合には、斜めを向いた状態のひまわりをデザインに使うこともできます。
ロゴマークにも使用しやすいひまわり
ひまわりをモチーフにしてロゴマークを作成する時のポイントについて紹介してきましたが、ひまわりは見た目が個性的なので、ロゴマークにも非常に向いている花です。
明るい黄色と太陽のような花の形を持っているので、エネルギッシュな雰囲気のロゴマークを作成したい時にも最適です。デザインにしっかりとこだわって、記憶に残りやすいひまわりのロゴマークを作成してください。